はじめに
勝又設計建設の地元である静岡県は、昔から東海大地震の危険性が叫ばれ全国一と言ってもいい耐震基準が設定されています。勝又設計建設も当然基準以上の強度を持ったRC住宅を今まで提供してきました。
そしてこれからもそれは変わりません。
また、2011年に起きた東日本大震災による津波の脅威はまだ我々の脳裏に焼きついています。
住宅に堅牢性を求めるのでしたら、やはりRC(鉄筋コンクリート)造がもっとも優れています。
住む人の命を守るというのも家、建物の重要な役割の一つであると考えます。
RC(鉄筋コンクリート造)の3大メリット
耐震性
その中でも主に勝又設計建設が採用するのは現場打ち壁式鉄筋コンクリート造という工法です。
「壁式工法」とは、柱、梁で構成されるラーメン構造に比べ、建物一体で持たせる構造で建物が六面体となるモノコック構造となり、地震の揺れや台風、竜巻などの突風に対しても、力が1箇所に集中することなく分散させることができます。
また、コンクリート自体に質量があり、基礎も頑強なものになりますので津波・洪水に流されることもありません。
『現場打ち』とはその名の通り、現場で打設(型枠にコンクリートを流し込む)することですが、それにより、つなぎ目のない一体化した構造を生むことができます。
工場生産し現場で組み立てるものをPC(プレキャストコンクリート)工法といいますが、確かに一つ一つの壁は工場内で品質管理され均一な品質となるのですが、多くのハウスメーカーの工法と同じように現場で組み立て、接続となるため端部が弱点となり、そこに思わぬ力がかかった場合など、雨漏りや、崩壊の危険性があります。
勝又設計建設の現場内コンクリートは、徹底した現場管理と、打設計画のもと、熟年の打設者が高品質のコンクリート建築を提供する事が可能となります。
デザイン性
壁式式鉄筋コンクリート工法は間取りにおいて、モジュールを気にすることなく、大空間がとれ、より自由な空間計画が可能です。
また、都市部における、狭小地、山間部や別荘地のような崖地、傾斜地、原型敷地にも対応することができるため、土地選びの際、成形の高額土地でなく、坪単価の安い変形地等を選択することで、建物に回せる金額を多くするということもできます。
Rや曲線を、容易できれいに出すことも魅力のひとつです。
耐火性
鉄筋コンクリート造は躯体そのものが不燃材料であるため建物が必然的に耐火構造となり都市部の防火地域に指定されている敷地でも建築が可能です。
勝又設計建設の壁式鉄筋コンクリート構造は外部に面する壁圧が205㎜は確保されますので、一般木造との安全面の差は歴然です。
その他
遮音性、気密性、耐久性なども優れた構造になります。
特に遮音については、先ほど耐火性能の項で述べたように最低205㎜の暑さが確保されることにより、交通量の多い道路面に接した建物であっても騒音を気にすることはありません。
さらに、開口部はすべて服層サッシ(ペアガラス)壁内部に断熱材を施すことにより遮音性能がより優れたものとなります。
また床スラブ厚も勝又設計建設では最低150㎜のコンクリートですので、上下階の物音も、木造等に比べ全く気になることはありません。